
全体としては着やすそうな綿素材のテレッとしたカーディガンや、カットソーにすごく奇抜なボトム、アクセサリーやストール、帽子を合わせるのが流行?
今年はショーパン(ショートパンツ)が大流行なので、素材違いや、パールやスパンコールが付いたものなど、色々ありました。たぶん、ショーパンの持つ少年ぽさや、頑張り過ぎない着崩し感が、肩肘張っても生きにくいだけの世相を映しているのではないかと。「子供時代に戻り土を触って、緑を愛でようよ。」そんなトレンドを感じました。
奥の壁が緑化されています。ミニ・パトリック・ブランがここにも。最近、珍しくないほどに良く見るようになりました。(*フランスの造園家。ケ・ブランリ美術館の壁の緑化などで有名)
ここまでやるか〜〜と驚いたのが、戸外のツリーハウス。決して狭くない敷地いっぱいにそびえ立っています。店員さんの許可があれば、中にも入れるようです。このショップも前は、上品なシロガネーゼ向けの洗練された趣だったのが、こんなワイルドなことになっているとは。
それにしても、藤森建築(と言っていいかどうかはともかく)をこんなファッションの町、白金に出現するなんて藤森さん、すごいな〜。10年以上前は、全くのオルタナティブだったのに。
ビオトープだとかパトリック・ブラン、藤森建築などなど、10年ぐらい経つとこうやって消費者目線まで降りてくる、それが顕著に分かる人気セレクトショップは、情報発信の場であるだけでなく、私達のような業種にとっては情報収集の場ですね。