2008-11-25

陶磁器倶楽部 Hand made Japanese Ceramics


しばらく前から、『六本木陶磁器倶楽部』なる初心者から作れる陶磁器専門の教室に通っています。焼き物は「土から選ぶ」ので、素人には敷居が高いのですが、陶磁器は電気釜で焼けるし、絵付けできるし、カタチも自由がきくので普段使いの和食器から小物入れ、ユニークな箸置き等々、選択肢が広がります。

とりあえず最初は白磁の鉢から。先生につきっきりで教えていただいて、やっと出来上がりました。真円を描くという事、薄さ厚さを整える事など、繊細で難しい。まだまだ、憧れの自作のお茶道具までは遠い。。。

絵付けは(一応美大出身ですし)得意分野なので、初めてながらも工夫をしてみました。イメージは水彩画。釉薬をかけずに直接色を乗せて焼いたので、マットな感じに仕上がっています。狙った滲みも思ったよりも出てくれました。絵柄は、建築に所縁を持たせようと頭をひねりました。そうは見えないかもしれませんが、室内パースをデフォルメしています。中心の部分にはドアを描き、そこから漏れ出る赤い光・・・だと思ってください(笑)。







この大小2枚の角皿は、出来合いのお皿に絵付けだけしたものです。色とりどりの松葉をちらしました。先に黒を塗り、松葉の部分だけひっかいて白抜きして、そこで一旦焼きます。次に白く抜かれた部分に松葉の色を乗せてまた焼く・・・と、これでも手間はかかっているのです。


さっそく、奈良の造園家の方から頂いた大きな大きな富有柿を柿釜に料理したものと取り合わせました。『白味噌と豆腐クリームの柿釜』です。